小学生の子どもが英語のやる気を失って困っていませんか?
私は5歳のころから英会話教室に通っていたのですが、
英語学習の理由や目的について、
何度も母と口論した記憶があります。
私は以下のような要素によって、英語学習を楽しく続けることができました。
①母の手厚いサポート
②素晴らしい英会話教室との出会い
③浅草で外国人に話しかける体験(小学生)
④海外に訪れた体験
特に大きかったの母のサポートです。
もし今、皆さんがお子様の英語学習のやる気で困っているならば、
適切な対処をしないと英語嫌いの子どもに育ってしまうかもしれません。
そうならないためにも、
5歳から英会話教室に習い続け、
現在は小中学生に英語を教える立場になった私の実体験をもとに、
小学生が英語学習でやる気になる方法をご紹介していきます。
初めから英語が嫌いな子供なんていない

まず初めに声を大にして言いたいことがあります。
それは
「初めから英語が嫌いな子供なんていない」
という事です。
そのように言える理由は2つあります。
まず第一に、子どもは好奇心旺盛の生き物で、身の回りのどんなことにも興味を示すものです。
そして第二に、「英語」というものがどういうものかよく知らない段階で、好きも嫌いもあるはずが無いという事です。
このような理由から、現段階で子供の英語に対するやる気不足に悩んでいるとしたら、
今からあげる理由のどれかが原因で、途中からやる気を失ったと考えられます。
小学生が英語のやる気をなくす7つの理由
小学生が英語勉強のやる気をなくす主な理由は以下の7つです。
皆さんのお子様がどれに当てはまるのか、じっくり考えてみてください。
英語に飽きた

多くの子どもが英語のやる気を失う理由は「英語に飽きた」ということです。
子供は好奇心旺盛で、身の回りのあらゆる事物に興味を持っていくため、徐々に英語の興味がほかのモノに移り変わることは当然とも考えられます。
英語に飽きてやる気が無くなってしまった場合、
『他のことよりも英語が楽しい!』
と感じさせることで解決に至ります。
英語を習う理由が分からない
小学生が英語学習のやる気を失う二つ目の要因は、
そもそも英語を習う理由が分かっていないことです。
皆さんも一度はこの疑問を持ったことがあるでしょう。
このタイプの子どもには、
「親子で英語の必要性について話し合う」
「英語を使う機会を設ける」
などの対策があります。
詳しい対策法については後述します。
英語の勉強が辛い

小学生が英語のやる気を失う3つ目の理由は
英語の勉強自体が辛いことです。
小学生や、本人の性格に合っていない勉強法を強制することで、英語が怖くなってしまうことはよくあります。
例えば、人と話すのが苦手な小学生をいきなり英会話教室に入れるなどです。
これでは学習が辛いと感じて当たり前でしょう。
ほかにも、英検などの資格試験を取ることが目的となり、
「英語=点を取る道具」
「英語=間違ってはいけないもの」
という印象を持たれてしまっては、英語学習が辛くなるのは当たり前です。
受験対策といった、親や大人の都合でレベルの高い勉強を強制している場合、
英語を学ぶ理由が全く感じられずにやる気をなくすこともしばしばです。
私の生徒にもこのパターンのお子様はいました。
こうしたケースは、
「英語の勉強方法・目的を見直す」ことで解決できます。
他にやりたいことがある

小学生が英語学習でやる気を出さない4つ目の理由は
「英語よりもやりたいことがある」です。
例えば、
友達と遊ぶ・宿題・ほかの習い事・ゲーム・Youtubeなどでしょう。
こうした場合、
「1日最低5分は英語を勉強する」
などといった簡単にできるルール作りをすることで解消できます。
1時間の勉強は難しいですが、5分だけならだれでも頑張れます。
この5分という点にも秘密があり、
心理学者のクレペリンが発見した「作業興奮」の原理によると、
いざ作業を始めると、一瞬ではその作業をやめる気にならないという事です。
5分だけルールを作ることで、一度始めたら意外と勉強をしてくれるものですよ。
反抗期で親に逆らいたい

私のおしえる塾の生徒は、小学生女子であろうと男子であろうと反抗期真っ最中の場合があります。
よく保護者の方から相談を頂くのですが、勉強をしろというほど子のやる気が無くなってしまうそうです。
このような場合、「~しなさい。」という声掛けは厳禁です。
反抗期からくる反抗と、勉強を強制されているというプレッシャーから余計にやる気をなくしてしまうこともあります。
そんな時には、むしろ勉強しなくても良いという路線で攻めてみましょう。
押してダメなら引いてみろ理論ですね。
どうしてもやりたくないのなら「塾や勉強を辞める」という選択肢があることをしっかりと伝え、一度しっかり相手の話を聞きましょう。
そのあとは放っておいて大丈夫です。
もし英語学習自体が面白く、本人にも学ぶメリットが見えているなら、いつかやる気スイッチを入れてくれることでしょう。
我々ができることは、やる気スイッチが入りやすくなる環境づくりだけです。
英語どころではない悩みがある

珍しいケースですが、英語以外に悩みがあって、英語どころではないという場合があります。
以前わたしの生徒が、授業開始から明らかに元気がないことがありました。
詳しくは聞き出しませんでしたが、
『ちょっと学校でいろいろあって…。』と教えてくれました。
大人になると、小学生は悩みもなくお気楽であると感じてしまうこともありますが、実際は全然そんなことはありません。
学校という子供にとっては世界とも等しい共同体の中で、彼ら/彼女らは生活しています。こうした場合、英語の学習をする以前に、もっと大きな悩みを解決してあげる必要があります。
何のやる気も出ない

小学生が英語のやる気を出さない最後の理由は
「そもそも何のやる気も出ない」です。
意外と多い理由で、勉強も運動も特に何もやる気を起こさず、一見自堕落な生活を送っているケースです。
これは、学習以前に生活サイクルや家庭環境に要因があるかもしれません。
具体的には
●朝ごはんを食べておらず、授業に集中できない
●夜更かしをしていて睡眠時間が足りない。
●いつも両親の夫婦喧嘩を聞かされている。
●学校で悩みがある。
●好奇心がもともと少ない
などです。
もし、生活リズムや家庭環境に問題がある場合は、そちらを先に改善する必要があります。
また、好奇心がもともと少ないタイプだとしたら、無理に英語を頑張らせずに、興味が向いたことを好きなだけやらせることも子供のためになるでしょう。
小学生が英語のやる気を出すための7つの方法
ここまで、小学生が英語学習にやる気が出ない7つの理由について話しました。
お子様がどの理由で英語にやる気を出さないのか、今一度ご確認ください。
①英語に飽きた
②英語を習う理由が分からない
③英語の勉強が辛い
④他にやりたいことがある
⑤ 反抗期で親に逆らいたい
⑥英語どころではない悩みがある
⑦何のやる気も出ない
お子様がごのパターンに当てはまるか確認できたでしょうか?
それでは、やる気を作り出すための詳しい方法を具体的に見ていきましょう!
英語と日常を関連付ける
子供の英語学習のやる気を出す方法1つ目は、英語と日常を関連付ける機会を増やすことです。
具体的には
●外国製の製品を使う
●家で英語のラジオを流してみる
●英語で会話してみる
などです。
家の中で英語のラジオを流す
幼児が7か国語をマスターするメソッドで大人気のヒッポファミリークラブの内容の一つに、外国語の音声を24時間家の中で流す学習法があります。
英語とのつながりを増やすことで、英語をより身近で、生活の一部として感じられるようになるのです。
外国製の製品を使う
HARIBO ハリボー ミニゴールドベア バケツ 980g (100袋入り)
食品表示までもが英語の製品を日常的にみることも、英語の必要性を無意識のうちに理解することに役立ちます。
私と母の体験談
ここで一つ、私が小学生だった時の実体験をお話しします。
私が幼い時に英語力の伸びを実感したのは、
英会話から帰宅後に母と習ったフレーズで会話をしたときです。
習いたてのフレーズで会話することで記憶にも定着しますし、英語でも意思疎通ができるという感動をした経験があります。
簡単な英語でも日常的に使うことで、英語の必要性に気が付けます。
そのためには親のサポートが必須なのです。
英語を習う理由を親子で考える

「日本人なんだから英語使わないじゃん!」
昔の私を含めた、多くの小中学生が一度は口に出す言葉です。
小学生の時の私もこの疑問を抱き、母に問うていました。
彼女はその都度『必要になる時が必ずくる。』と言っていたのですが、それでは納得できません。
納得できずに何度も繰り返し尋ねてくる私に対して母が出した最終的な答えは、
『日本がどこかの国と戦争をして占領されたら、英語しか話せない日が来るかもしれないでしょ!』
というかなりぶっ飛んだ理由でした。
小学生の当時、ピュアーだった私は何故かこの答えで納得してしまったのですが、
私以外の小学生・中学生が納得できる答えには到底思えません。
しかしながら私の実体験は、英語を学ぶ一つの理由に、親子の話し合いの末にたどり着いたという点が大切なのです。
英語を話す理由が全く分からないまま勉強をしろというのは、子供にとってかなり辛いものです。
親子で徹底的に話し合い、前向きに勉強をできる理由をぜひ見つけてみて下さい。
親子のコミュニケーションで乗り越える
子供の英語学習でやる気を作る3つ目の方法は、
「親子のコミュニケーションで乗り越える」方法です。
家庭環境が良好であれば、ほとんどの子供はお母さんやお父さんと一緒に何かをすることで楽しめるでしょう。
具体的なコミュニケーション方法は以下の二つです
親も一緒に勉強する

子供は他の人の行動を真似する中で社会性を身につけます。
「学ぶ」という言葉の由来が「まねぶ(真似る)」と言われているように、学習の一歩目は真似ることなのです。
特に、好意や尊敬をもつ相手の行動を真似する場合がほとんどです。(仲の良い友達・親・兄弟姉妹・テレビのヒーローなど)
皆さんには、この性質を利用して欲しいのです。
お母さん、お父さんが喜んで英語の勉強をしていたら、子供も少しは興味を持ってくれると思いませんか?
親も学べて一石二鳥なので、ぜひ挑戦してみてください。
たくさん褒めて抱きしめる

親子のコミュニケーションでやる気を作る2つ目の方法は「たくさん褒めて抱きしめる」ことです。
これを見て、
『おいおい、それだけで勉強出来たら苦労しないよ。』と思うかもしれません。
実は、むしろ効果絶大なのです。
こちらの本をご覧ください。
ほめて抱きしめれば天才になる
これは、私の尊敬する英語学者の一人である金子文雄先生の著書です。
以前、私も金子先生から英語を学んでいた時期もありました。
金子先生のご家庭は
長女が米国のハーバード大学大学院院教育学部をオールAで卒業。
長男は、日本語、英語、ハンガリー語、フランス語の4カ国の話すマルチリンガル。
二男は、11歳でハンガリーのリスト音楽大学ピアノ科に超飛び級合格。
というものすごいご家庭です。
この天才三人を育てただけでなく、以前はイングリッシュアカデミーという英語塾の塾長を務めていらっしゃいました。
そんな金子文雄先生の著書『ほめて抱きしめれば天才になる』を読んだ私は、当時中学1年生ながらも感銘を受けました。
伝統的なユダヤ教育と、褒める/抱きしめるを毎日繰り返すことで3人の天才を育てた著書を読んでみたくありませんか?
在庫少なめ&ハードカバー限定なので1万円前後ですが、上記のリンクから天才の教育法をぜひ知っていただきたいです。
たくさん褒めて抱きしめることで、子どもの自信にもつながり、英語だけでなくあらゆる学習がはかどること間違いなしです。
私も小さい頃から母に褒められ、抱きしめられる(甘やかすのとは違う)うちに自信をもって成長することができました。
英語を使う機会を設ける

子供(小学生)のやる気を作る4つ目の方法は「英語を使う機会を設ける」ことです。
これは私が小学校低学年~中学年だった頃の話なのですが、毎年夏休みに家族で浅草に行き、英語圏から来てそうな人に話しかけるという体験をしていました。
浅草である理由は特にないのですが、日本の観光地という事で英語圏から旅行に来ている人も多かったからです。
話しかけ方はいたって簡単で、元気でノリがよさそうな英語圏ぽい方に
●May I take picture with you?
(あなたとお写真撮らせて頂いてもいいですか?)
と言うだけです。理由を聞かれたら、
●To practice English!
(英語を練習するためです!)
●Because I want to practice English!
(英語の練習をしたいからです!)
と言えばOKです。
そうするとほとんど確実に
●of course!
(もちろん!)
●Sure!
(もちろん!)
と気さくに答えてくれます。
写真を撮り終わった後は、
●Thank you! Have a good day!
(ありがとう!良い一日を!)
で完璧です。
この練習法は、海外旅行に行くほどのお金をすぐに用意できない方にもお勧めできます。
見知らぬ外国人に他言語で意思疎通できたという経験は、子どもにとって海外旅行に匹敵するほどの影響力を持ちます。
無料でできて、子どもの記憶には一生残る大切な経験です。
よくわからない英語や言語を話されてもGoogle翻訳やアプリで何とかなるので、心配せずに話しかけちゃいましょう!!
撮った写真も大切な思い出&外国人と英語で話せたという自信になりますよ!!
英語を楽しく学ぶことに集中する
子供(小学生)の英語のやる気を作る5つ目の方法は
「英語を楽しく学ぶことに集中する」です。
この方法は、英検対策や受験対策で、英語を詰め込みすぎてやる気をなくしてしまった子どもに有効です。
単語帳を漠然と読んだり、ノートに単語を書き続けたりする勉強は正直言ってとても非効率でつまらない勉強法です。
やる気をなくした子供に対しては、いったん辛い勉強を止め、英語の楽しさを思い出すような勉強法に切り替えましょう。
英語と好きなものを組み合わせる
お子様の好きなものを英語版に変えてみるのは効果的です。
One Piece, Vol. 1: Romance Dawn (One Piece Graphic Novel) (English Edition)
Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba, Vol. 1 (1)
えいご 名詞 カードゲーム Prodish Vegetables & Fruits
映画・漫画・カードゲームなど、お子様の好きな物を英語にして楽しんでみましょう。
歌や体の動きを英語と組み合わせる
私が初めに通っていた英会話教室は、歌や手話に合わせて英語を勉強していました。
音だけで習うよりも体になじみやすく、今でも覚えている歌や英語の手話があるくらいです。
中学生の内容は楽しみながら覚えていた歌のフレーズに含まれており、ほとんどのテストで満点近く得点することができました。
年齢が小さい子供ほど歌や体の動きを合わせた、楽しみながらの学習が効果的です。
気になった方は、ゲーム感覚で楽しく学べるオンライン英会話「グローバルクラウン」についての紹介記事をご覧ください。
英語の自信をつけさせる
小学生(子供)が英語のやる気を失ってしまう理由に、英語の自信を失ったからという事があります。
特に英検対策や、受験勉強をしており、間違ってはいけないというプレッシャーの下で勉強している子供に多いです。
そんな子供には、英語は間違えても全然大丈夫!正しくなくても伝わる!という体験をしてもらいましょう。
オンライン英会話「NovaKid(ノバキッド)」では、ゲーム感覚かつ25分であっという間に終わる授業が行われます。
子どもが熱中して英語を話しているうちに授業が終わるので、集中力の問題もありません。
また受けたい!という次への原動力にもなります。
Novakid公式サイトはこちら(※今だけ無料体験レッスンができます)
1度だけでも海外を経験させる

小学生(子供)に英語のやる気を出させる最後の方法は
「1度だけでも海外を経験させる」ことです。
正直なところ、私は中学2年で初めて海外(カナダ)に行ったため、小学生の内には海外経験できませんでした。
しかし、中2カナダで学んだことは想像以上で、英語を学ぶモチベーションも軽く100倍くらいにはなったことを覚えています。
私の経験では、ホームステイ先でうまく英語を話すことができず、その悔しさをばねに英語勉強のやる気が湧きました。
ぜひ、お金に余裕がある場合は、早めに海外経験することをお勧めします。
まとめ 【実体験】小学生の英語学習でやる気を作る7つの方法
今回は5歳から英会話教室に通い、現在では小中学生に英語教育を行っている体験をもとに、
●小学生が英語のやる気を無くす7つの理由
●小学生が英語のやる気を出す7つの方法
について話しました。 おさらいです。
小学生が英語のやる気を無くす7つの理由
①英語に飽きた
②英語を習う理由が分からない
③英語の勉強が辛い
④他にやりたいことがある
⑤ 反抗期で親に逆らいたい
⑥英語どころではない悩みがある
⑦何のやる気も出ない
小学生が英語のやる気を出す7つの方法
①英語と日常を関連付ける
②英語を習う理由を親子で考える
③親子のコミュニケーションで乗り越える
④英語を使う機会を設ける
⑤ 英語を楽しく学ぶことに集中する
⑥英語の自信をつけさせる
⑦1度でも海外経験させる
最後までご覧いただきありがとうございました!
お時間ある方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
本日紹介したコンテンツ一覧(画像クリックでAmazonの商品記事に飛べます
マンツーマンなので確実に英語力アップ!オンライン英会話の【GLOBAL CROWN】
(無料体験レッスンあり)
子供向けの英語レッスン【NovaKid】
(無料体験レッスンあり)
コメント